相続税がかかる人は何割?基礎控除と計算方法を分かりやすく

「相続税」と聞くと、「うちには関係ない」と思う方も多いでしょう。実際、相続税がかかるのは全体の約8〜9%程度と言われています。つまり、ほとんどの方は相続税の心配はいりません。ただし、不動産を持っている場合は要注意です。

相続税の基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で計算します。例えば、相続人が配偶者と子ども2人の計3人なら、3,000万円+600万円×3=4,800万円までは非課税です。遺産総額がこれを超えて初めて、相続税の申告と納税が必要になります。

対象となる財産は、現金・預貯金・不動産・株式・生命保険金(一定額以上)・死亡退職金などです。不動産は相続税評価額(路線価や固定資産税評価額ベース)で計算され、実勢価格の7〜8割程度になることが多いです。

借金や葬儀費用は遺産から差し引けます。また、配偶者は「1億6,000万円または法定相続分のいずれか多い金額」まで非課税になる配偶者控除があるため、一次相続では税額がゼロになるケースも多いです。

ただし、配偶者控除を使いすぎると、二次相続で子どもの税負担が重くなることも。全体を見据えた対策が大切です。基礎控除を超えそうなら、早めに税理士に相談しましょう。